白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
強引に開かれた足
下着を濡らす愛液は
「…実はエッチ好きなの?
それとも…俺の事、好き?」
この人の声を否定するには
矛盾し過ぎてる
「…姫凪…可愛すぎる
誘ってんだよね?その顔…」
呼び捨てにされた名前に
更に震える身体が
奥を刺激された様に
ジワリと熱くなる
慣れた手付きで
剥ぎとられた下着
「声我慢するの辛かった?
…俺の中に響かせたら良い」
う、そ…!
迷い無く塞がれた唇
暴れてもビクともしない
大きな身体は
私の非力な身体を押し潰し
舌の動きは激しくなって行く
歯列をなぞられ
上顎を擽られ
逃げる私の舌が座れる
鉄朗とは全く違う
強引な攻め方
嫌悪感の奥から覗く欲望が
ユックリ腰を持ち上げていく
駄目、反応なんかしたくない
したくないのに
強引なキスで頭が
真っ白になって行く
「腰、揺れてる…
ナカ触ってほしいのかい?
…まだ、ダァメ。
もっと頭が真っ白になってからね
真っ白になった頭の中に
俺との感覚を思いっ切り
刻んであげるから、さ」