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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


やりたかった仕事に
見事受かったは良い物の
勤務地は東京
急な話だから
部屋もない土地勘もない
って事で

「しばらくヨロシクな、相棒」

宮城在住の時と
代わり映えのしない
毎日を送るはめになったってわけ。

「はぁ…仕方ないな。
その代わりチャント起こしてよ?
家事は分担だからね
それから…」

「うっせぇぞ
小姑かよクソ川
つーか、俺に構ってる場合かよ
仕事場に顔出すんじゃなかったか?
土産モン持ってよ」

「え?今何時!?
行ってよ岩ちゃん!
晩御飯は何か買って買えるから
片付けの続きよろしく!!」

本当に相変わらずな
阿吽の掛け合いから
慣れない都会の街へ
飛び出し…

「…あれ?確かこの辺だったんだけど…?」

あと少しで迷うっていう、ね?

しかもココで

「あれー?
オイカーくん?
…って、なんか前にもあったなぁ
この感じ」

このデジャヴは質が悪い
期待しちゃうじゃん?
この先にあった
もう一つの出会いにも
デジャヴを、さ。
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