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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


赤葦とか想定外!
いや、その前に赤葦って
単体で研磨ン家来るの!?

「なにしてんの?赤葦」

「木兎さんからの頼まれ事です」

「あ~ね。
で…赤葦だけ?」

「残念ながらね。
あと一つ残念なのは
この家には
ご飯も食材もないよ
食べたかったら
何か買って来て
あ、おれはフルーツが
あれば良い」

減り過ぎた腹は
俺の落胆を具現化してるように
グウグウと騒ぐ

買いに行ってまで…だよな
やっぱり家に帰るか?
カップ麺が確か…

「…悪ぃ、やっぱり…」
「黒尾さん、俺は和食が良いです
木兎さんも呼びましょうか?」

えぇ!?これまた想定外!!

「はァ!?
なんで俺が!しかも木兎来るとか
食うだけで終わらねぇだろ!
てか、頼まれごとは!?」

「お気になさらず」

お気になさるわ!
絶対てっぺん回るじゃねぇか!

ワナワナする俺を他所に

「じゃあ、木兎サンに
ご飯買って来て貰えば?」

「それなら俺が行く。
話があるなら
俺の居ない間にどうぞ」

思わぬ研磨と二人切りの空間
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