白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
仕事終わり
約束通り家に来た姫凪に
"内緒だ"と前置きして
今日の朝からの事を話す
『そ…うだよね。
来る事になるよね…』
歯切れの悪い姫凪の声が
苦手意識からだと
疑いもせず
「キミには
無敵のナイトが付いてるんだから
安心しなさいよ」
姫凪を抱き締めて
「昼ガマンした
ご褒美もらって良いですかァ…?」
解いてサラサラ落ちてくる髪の毛に
顔を埋める
俺の好きな香り
落ち着く体温
なのに
『…あの…さっき…
アレが来ちゃって…』
上手く重ならない甘い声
もちろん来ないと困るモンだし
来てもオカシクない時期だけど
ドシャットは結構凹む
いや、真っ只中でも
俺は興奮するわけで
出来ないわけじゃねぇけど
「え?マジで?
俺的には大丈夫だけど
身体辛いよな…
先に風呂入って来るか?
飯の準備とか
今日は俺がするから」
姫凪の身体が最優先だよな
こういう場合。