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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


「おはようございます」

「あぁ、黒尾。
チョット相談があるんだが…」

「どうしました?
提出した資料に問題でも?」

デスクにつくより早く
上司に止められた俺の足

「いや、資料は見事に
纏まってた
そっちでなくて…
メンバーの事なんだか…」

「人員なら手は足りてますよ
宮城の応援の及川くんも
カナリ優秀でコッチのメンバーとも
仲良くやってますし…」

てっきり宮城勢から
ツッキーでも追加で入るのかと思って
俺の耳に

「その及川くんなんだが
本社に来て貰うのはどうだろう?
まだ独身のようだし
転勤なら早い方が…」

思いがけない声が届く

「は、い?
栄転とか言うやつスか?」

「まぁ、彼が望めば
そうなるかな。
仕事ぶりを見てたら
本社(コッチ)でメインで
働く方が合ってるんじゃないかと…
黒尾とのタッグの滑り出しも順調だしな」

「そう…スね」

いや、別に嫌だとか
そんな気持ちは一ミリもない
それは間違いない
なのになんでだ?
凄くモヤッとした
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