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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


今の仕事で何度も
東京に出てくる事になるし
成功したら
その頻度はもっと上がる
出張の大変さも分かってるから
いっその事こっちに来た方が
オイカーくん的にも
良いんじゃないかって思ってる
…けど。

「まぁ、確定じゃないし
最後は本人に決めて貰うから
まだ他のメンバーには
オフレコで頼む
じゃあ、今日も宜しく」

「はい」

なんだろう
この胸がソワソワする感じ。

『おはようございます
黒尾さん、どうしたんですか?』

「あ、姫凪…ちゃん
おはよう。
スマンけど手が空いたら
コーヒー淹れてくれる?」

『はい。分かりました』

時間差で出社して来た姫凪の
笑顔にいつもなら
上がるテンションが
ソワソワに負けて上がらない

給湯室に歩いて行く姫凪を追い掛け

「姫凪~…」

『黒尾さん
コーヒー今から課長の分も淹れるので
一緒に持って行きます…よ!?』

「鉄朗って呼んで…クダサイ」

小声で囁き抱き締める
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