白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
「姫凪、用意出来たか?
送って行く」
次の日の朝
かなり早く起きて
飯を食い終えた姫凪に
声を掛け
『もう電車あるから
一人で帰れるよ?!』
「俺が送りたいんですぅ
てゆっか痴漢にあったら
どうするんですかァ」
『またそんな事言って。
こんな早朝に
まず人がほぼ居ないよ』
「人少なきゃ少ないで
ナンパされっかもだから
心配…姫凪は俺の~」
朝のイチャイチャタイムを満喫する
シッカリ飯食ったからか
ぐっすり寝てスッキリしたからか
『また研磨くんに
笑われるよ
私は鉄朗しか見てないのに』
姫凪の調子もいつも通りになって
「知ってる
俺にしか濡れないしなァ
昨日のお前
スゲー可愛かった…
もう一緒に出勤しようぜ?」
帰したくなくなるのは必然で
『そんな…駄目だってば…』
「だってテツロークンが
帰したくないって言うんですぅ…」
拒否る姫凪を
ソファーに押し倒してしまう