白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
うわ!可愛過ぎる!
喰いてぇ…じゃ、なくて!
"何か悩んでるなら言いなさい"
そう言って迫ろうと思ってたのに
『そう?たまには…ね?
鉄朗の歌は聞きたいなーって…』
上目遣いでそんな事言うとか!
煩悩しかない鉄朗クンは
色々テンション上がって
頭回らんくなるから!
『だめ?』
駄目じゃないっす!!
むしろ木兎達邪魔でしかない
カラオケでスリリングなエッチしたい!
『…あの…ダメなら…』
引くな引くな!
もっとワガママ言って良いの!
でも…
「お、オマエ…そういう事は
お部屋で二人切りの時に言いなさい…
こんな何も出来ない所で…
あ~…クソ…!可愛いかよ…」
今は場所が悪過ぎますぅ…
俺を見上げる小さな身体を抱き締め
小さなリップ音を立てながら
姫凪の身体のぬくもりを
自分の身体に移していく
あ~…マジでやっちまいたい
トイレ連れ込む?
それとも車に…?
やっぱ一番はカラオケで
二人だけ別の部屋にして貰って
そこで思いっ切り…
『鉄朗…!あの…』
なーんてな、冗談。