白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
人のオンナとの相性で
勝手に議論してる二人に
惚気で応える俺に
「…なにその伝説のホストの
名言みたいなの…
全く、クロのその自惚れどうかと思うよね。
てか、姫凪から連絡ないから
まさかと思ったけど
予感的中とかメンド過ぎる…」
冷水をぶっ掛ける様な
冷たい声が届く
「研磨!?いつどこから現れた!?」
「人をアサシンか忍者みたいに言わないで
少し前から居たから。
で?姫凪は?
クロのくせに何放置してるの?」
俺のクセにとは?
「いつもウザいくらい
姫凪のSPしてるのに
何放置してるのって
聞いてるの」
そんなわけあるか、と
言えない程
心当たりのある俺は
「便所…」
そう応えて声が止まる
化粧直し込みでも
長くねぇか?!
まさかナンパ?!
それともまた気分悪くなってるんじゃ!?
「悪い!次の店は適当に決めとけ
姫凪見てくる!」
「お、おい!黒尾くんどうした!?
次?じゃあカラオケに…って、おーい…!」