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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


もし、このとき
もっと周りが見えていたらと
この後思う事になるなんて
想像出来るわけもなく

『えっと…研磨くんが…
気晴らしにって連れて来てくれたの』

「あぁ、なるほどな
…って!!研磨どこいった!?
姫凪がナンパされたら
どうすんだァ!?」

『されないから、心配しないで』

「いや!される!
男スゲェ居るし
姫凪、可愛いし!」

俺の頭の中は
姫凪でイッパイになってしまう

いつもみたいに
"そんなわけないでしょ!"とか
照れて返ってくると思いきや
姫凪はボーッと
遠くを見つめてる

「ナンパなんかされてたら
研磨にスペシャルお仕置きだァな
とりあえずアイツの
カメラ(仕事道具)を
ガラケーにすり替えとくかァ?」

上の空の意識を俺に戻したくて
戯けてみせるけど
聞こえてないみたいに
黙り込む姫凪

研磨が連れ出したんだから
体調は大丈夫と思ってたけど
やっぱり朝の不調を引き摺ってんのか?
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