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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


「仕事人間過ぎンぞ赤葦!
もっとキャッキャして
ピンクに生きろよ!勿体ねえ!」

「遠慮します。
面倒なんですよ、女子って
会社でも一日何杯もコーヒー飲まされて
その上仕事帰りに
酒を飲もうなんて言うんですよ?
俺を内部から溺死させるつもりなんですかね」

「赤葦、それって
誘われてんじゃね?」

木兎の言葉にあからさまに
嫌そうな顔して
"面倒臭い"と繰り返す赤葦に笑い

宛もなくブラブラ歩いて居ると

「あれ?黒尾くん!
アイツ!この前店に来たヤツじゃね?
なんつったっけ?
黒尾くんの連れ?の…
オイハギくんじゃなくて…」

木兎が足を止めて
雑貨屋の中を覗いて
来い来いと、手招く

「そんな物騒な名前の知り合いは
俺には居ません」

「及川さんです、木兎さん」

「あぁ、オイカーくんか…って!
東京に帰ったはずだけど!?」

まさかの目撃情報に
俺も雑貨屋の中を覗くと
不似合いな可愛い雑貨を手に取って
眺めるオイカーくんが居た
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