白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第5章 歪みに飲まれる愛
黒尾side
初めて結ばれてから
もう何年も
変わらなかった関係
変わらないと思ってた
変わるはずなんかないと
信じてた
なァ。
いつからだ?
オマエの笑い方が変わったのは
オマエが遠い目をする様になったのは
それすら気付けなかったのが
俺のアヤマチ…なのか?
ぬるま湯でスッカリ
ふやけた爪じゃ
オマエをアイツから
護れないのか?
何か言ってくれよ
オマエの言葉なら
嘘でも俺は信じるのに
オマエが俺を愛してると言うなら
どんな傷にも痛みにでも
俺は堪えられるのに…な。