第4章 消せない昔、消えない今（後）

そして

『え？鉄朗…そこ…な、に？！』

抜け掛かった指が
最奥まで届き
今までとはまた違うポイントを
突き上げる

「姫凪の気持ちいい所…見っけ
さっきと比べモンになんないくらい
締め付けて来てるし
…腰、エロい」

初めて与えられた快感に
腰は激しくバウンドして
鉄朗の指を離さない様に
お腹に力を込めてしまう

『てつ、ろ…なんかヘン…』

「ヘンじゃねぇよ
そのまま感じてろ」

蜜壺を激しく掻き混る指は
いつの間にか増えていて
動きはドンドン複雑になる

気持ちよくてまた力が入って
鉄朗の指のを締め付ける

"力を抜かないと…"
そう思えば思う程
お腹に、その内側に力が入って
腰は指を感じる所に
導くように動く

肉壁が締め付けた指の動きは
大きな波を足の先から
一気に頭のてっぺんまで
送って来て

『あ、いや…ァンッッ』

私の身体は大きく揺れて
一気に力が抜けていった

「おぉ…初めてにしては
上手にイケたなァ
スゲェ可愛かった…」