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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第4章 消せない昔、消えない今(後)


ぐったりとベットに沈む
私を見てニヤリと笑う鉄朗が

「どうしたァ?
力、抜けなくて
困ってたんじゃないんですかァ?」

私の唇に軽いキスを繰り返す

力を入れたくても入らない
こんな事は初めてで
普通なら怖くなっても
おかしくないのに

『鉄朗…お願い…もっと…』

この感覚が消えて行くのが嫌で
もっともっと知りたくて
堪らない

「姫凪?!」

『もっとイッパイ…シテ』

きっとこれが終わりじゃないって
感じ取った本能のまま
鉄朗を引き寄せキスをした

「なんかスイッチ入った?」

『だめ?こんな事言う私は
嫌い…ですか?』

「いや!嫌いとかねぇけど!
その、なんつーか…」

私の声に戸惑う顔にゾクゾクする

『なに?
嫌ならもうお強請りしない…けど…』

「それは嫌!」

焦る顔が愛しくて仕方ない

『じゃあ、お強請りするー…
鉄朗、止まらないで
気持ちよく…されたいの…』

耳に返ってくる
自分のセリフが恥ずかしいけど
それ以上に幸せな気持ちが
身体を占拠してる
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