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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第4章 消せない昔、消えない今(後)


消えて行く快感の波が
もどかしくて
抜けて行く指を追う様に
動かす腰と

『鉄朗…止めないで』

吐き出す言葉

「なんで?
なんで止めて欲しくないんですかァ?」

まだ足りないとでも言う様に
首を傾げて
意地悪な笑みを浮かべる鉄朗

『なんで、って…!』

「言えねぇ?言えないなら…」

動く腰を抑えて
また刺激を遠ざける鉄朗

わざと言われてるのは
分かってるのに
恥ずかしくて
なるべくなら言いたくないのに…

「止める?」

『いやっ!奥…気持ちいいの
触って…欲しい…
意地悪しないで、お願い…』

止めないで欲しい
もっともっと教えて欲しい
キモチイ事も
鉄朗が喜ぶ事も
全部全部私に

「姫凪、もっと近くで言って?」

『…鉄朗、もっとシテ?
気持ちよく、シテ…』

教えて欲しいよ

耳元に近付けた唇
照れながらも吐き出す言葉に

「…ヤベェ…マジで可愛い
ご褒美はタップリあげるから
全身で受け取って?」

今までで一番
エッチな顔で微笑む鉄朗
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