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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


初体験の後
言ってくれた
一生護るって言葉も…

全部全部覚えてるから
辛くて怖くて
申し訳なくて堪らないんだよ

「…姫凪、一回寝よう
昨日どうせ満足に寝れなかったんでしょ?
顔色も思考回路もバグってる」

私の頭を軽く小突き

「おれ自分用の部屋に居るから
何かあったら携帯で呼び出して
ゲームしてても今日だけは
出てくるからさ」

私をベットまで運び
部屋を出る直前

「あぁ、なんでおれが来たか知ってる?」

足を止めて研磨くんが振り返る
小さく首を振ると

「クロから電話があった
姫凪が心配だから
こっそり見に行ってくれって
寝ててもそのまま
同じ家で待機して
何かあったら連絡しろってさ
おれも休みだったのに
ヒドイよね?」

研磨くんがクスクス笑いながら
ここに来た経緯を話す

「いつでもクロは姫凪が
一番大切なんだね
多分それは何があっても変わらない
チョットは自信持ちなよ
てゆっか、あのチャラかったクロを
あんなにしたの姫凪なんだから
責任取ってよ
もう軌道修正なんか効かないよ、絶対」
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