白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
念の為に一旦身体を離して
姫凪ちゃんの目を見つめた
『嫌…じゃない…けど…ンんんっ!』
何か続けようとしてた唇を塞いで
身体を撫で回す
けど?
その続きには興味ない
"嫌じゃない"
それだけで十分だろ?
触れる度に
過剰に反応する姫凪ちゃんの身体
舌を絡めると
必死に付いてこようと
辿々しく動く舌
「ヤッベ。
止まんねぇかも…
ベットおいで?
怖がんなくても大丈夫
シッカリ解してから
…抱くから」
膝の上から
ベットの上へ
細い身体を移動させて
「その目…誘ってる?
理性ぶっ飛びそ…」
潤んだ目が
弾んだ息が
俺の全部を求めてると
疑わなかった
まぶたにキスを落とすと
硬く閉じられる瞳
その端から落ちる涙を舐め取って
「まだ泣くのは早いですぅ
もっと気持ち良くして
哭かせてやるよ…
姫凪ちゃん、力抜いて?」
スカートの中に手を伸ばす
白い肌は触れた指が
吸い付きそうな程柔らかい
もっともっと、奥へ…。