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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


姫凪ちゃんの背中を抱き締めたまま

「姫凪ちゃん
アイツになにされた?
ヤラレっぱなしは
性に合わないんでね」

『なにって…
特に何も…』

「胸は?髪は?
身体は?アイツが触れた所
全部全部…

俺で上書きしたい」

アチコチにキスを落とす

過去に嫉妬とか情けないくらい
女々しいのは分かってる
今までだったら
過去は過去って割り切れたのに
お前だけは違ってて
嫉妬も焦りも止まらない

「俺だけの姫凪ちゃんにしたくて
堪らないんですけど、嫌?」

『クロ…』

「優しくするから
とりあえず学校の続き、する?」

先走りし過ぎる言動に
震える声を塞ぐキスを降らせた

「キス好きなんですかァ?
トロけそうな顔してる」

息継ぎで放す度に瞳に映る
ピュアな反応に
黒尾くんちのテツロークンの
期待も膨らんでしまう

今までの経験上
確実にイケる流れ
このまま色々仕込みたいけど
相手は大切なお姫様

「嫌なら止まるから
チャント言いなさいよ?
怖がらせるのは趣味じゃない」
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