• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


「どうしたんだァ?
あ、御手洗いなら部屋出てスグだけど?」

『そうじゃなくて…!
どこに座れば良いのか分からなくて…』

モジモジしながら
呟く姫凪ちゃん

「あぁ、そんなの…」

そう言えば
研磨はいつもベットの上だし
部員はその辺に適当に座らせてるし
彼女は問答無用で膝の上だったし…って。

やべぇな
どこに案内しても
なんか微妙な空気になるぞ。

「あぁ、悪ぃ。
この部屋に来るのって
ムサイ男ばっかでさ
いつもその辺に座らせてるから
気の利いたモンなくて…
とりあえずオヤジの部屋から
座布団借りてくるから!」

『ぁあ!気使わないで大丈夫!
じゃあ、その…
この辺に…』

「いや、床硬いし!
そんな所座るくらいなら
ベットに座…ってクダサイ」

コーヒーの乗ったお盆を
ローテーブルに置き
ラグからハミ出して座ろうとする
姫凪ちゃんの手を引いた

『そ、そんな!
ベットとか…
床で十分…だから!』

何を想像したのか
顔を真っ赤にして暴れる姿に
ムラムラしたのは言うまでもない
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp