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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


赤い顔も照れた仕草も
たまに合う目と目も
放課後の人気のない廊下も
全部が全部
お膳立てしてくれてる様に思えた

なんの?

「姫凪ちゃん…」

キスの。

「大人しくして、ね?」

逃げようとする身体を壁に押し付け
頭を抑えながら
ユックリ奪った唇

「スゲェ可愛い…
フレンチなキスでそんな顔されたら
……止まんね」

涙目に煽られて
止まらないキスの雨
舌を捩じ込み
卑猥な音を立てても
弱い抵抗しか返って来ない

「姫凪ちゃん、舌出して
教えてあげっから
チャント吸い付いて来なさいね」

俺の声に身体は震えてても
素直に従う舌と唇

"イケル"
そう思う要素は余りある

激しく艶かしく
口内を犯して

「やっぱり保健室行きますかァ?
ここじゃこれ以上出来ねぇし」

もうクタクタになってる
身体を支えて耳打つ

『あ、の…クロ…』

姫凪ちゃんが
俺を見上げて何か言おうとした唇を
嫌な予感がして塞いだ

その時__。
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