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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


そんな選択肢になるのも
当然で仕方ないはずなのに

「…保健室より俺の部屋に…ぐぇ…ッッ
だから…研磨…俺になんか
恨みでもあるです…かァ…!」

なんで止めるか!!?

またもや研磨にブロックされて
いくら幼馴染でも
睨まずには居られない

そんな俺をため息混じりに見下ろし

「…場所考えなよ、クロ
本当世話がやける…
リエーフも、変に煽らないで
面倒くさいから。
ほら、行くよ
おいなりさんは
おれが奢ってあげる」

「え?!研磨さんが!?
やった!行きましょう!
今すぐに!」

眉間にガッツリ皺を寄せながら
言い捨てリエーフを引き寄せた

「おい、研磨?
別に俺は腹減ってねぇぞ?
それに俺は…」

こんがらがる頭
だって今俺は
おいなりさん食ってる場合じゃない
むしろ食いたいものは別に…

「分かってる。
だから連れて行くって言ってんの
煽り屋が居ない方がヘタレ…ンんッ
慎重になるでしょ、クロは」

ん?なんですと?
それって…姫凪ちゃんと
二人切りって事ですかァ?!
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