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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


「…あっそ。
クロがそういう感じなら
もう何も言わないけどね
自分の首絞めないように気を付けなよ」

「だから!縁起でもない!
その預言者みたいな感じ止めてクダサイ」

「おれの勘バカに出来ないよ
姫凪の元カレ怪しいのも
なんとなく分かったしさ
…うん、卒業したら株でも買おうかな
儲かる気がする
起業するのも楽しいかも…」

「研磨社長ってかァ?
そうなったら雇って貰おうかねェ」

「えー…
最近のクロはオモロくないから嫌だ
とりあえず姫凪をモノにする位の
根性は見せてくれないと…
とりあえず次会ったら
デートでも誘えば?
運が良ければオッケー貰えるかもよ」

「人の恋愛をオモロがるな」

ふざけたやり取りをして
過ぎて行く昼休み
ダラダラ教室に戻る廊下で

『あ…どうも…』

バッタリとかなんのイタズラ?

「おれ先に戻る。
虎が探してる気がするし
…なんて、勘だけど。
クロ…頑張れ」

ニヤニヤする研磨を睨みつつ
気になる姫凪ちゃんの様子
 
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