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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


孤爪チャンが呟き

「行き先変更。
おれの家に行って
後、秘書に連絡取って
スケジュール変更してって言っといて」

運転手に指示を出しながら
俺から離れて行く

「ちょっと、勝手に俺の
スケジュールまで決めないでよ」

そりゃ今日は仕事休みだし
クロちゃんの家に居るの
気まずくて早く出たけどさ
地元に帰ったら
やる事が溢れてるんだ
ナナとも
チャント話さないと…なんだけど

「姫凪の昔話
興味ないわけないよね?」

心読まれるのキライッ!

「キミみたいなセッター
一番やりにくい!!
そこにクロちゃんでしょ
…飛雄とショーヨー
よく勝てたね
そっちの思い出話のが気になるよ」

「ショーヨーの話が
短時間で終わるわけないでしょ
聞きたいなら
泊りがけで来るんだね」

図星を突かれたのを隠す様に
話をはぐらかす俺を
ガチ勢丸出しで一蹴する
孤爪チャン

ショーヨーが女の子だったら
俺も揶揄ったり弄ったり出来て
おあいこだったのに

「来るよね?
って、もう向かってるけど」

「行くよ!聞けばイインでしょ!」

やっぱり割に合わないや。
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