• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


「良いよ、話して?
キミの声は心地いい…」

姫凪ちゃんの温もりは
俺の心を落ち着かせるんだ

『及川さん?!』

「聞かせてよ、声」

姫凪ちゃんの肩に
ゴロゴロと甘えると
預けた頭に緊張が伝わって来る

ヤバイよ、これ。
彼女居るのに
友達の彼女なのに

「声の出し方、忘れた?
思い出させてあげようか?」

愛しいなんて思っちゃう

触れたくて
触れられたくて

「姫凪…可愛い
もっと近くに来て
俺を…抱き締めて?
なんだか…寒いんだ…」

姫凪ちゃんの身体を
ギュッと抱き締めた

もちろん今回は
予想通りジタバタ藻掻いて
俺から離れようとする
平手打ちが飛んで来ても
おかしくないくらい嫌がってる

それすら分からないほど
俺は鈍くもないのに

「抵抗しない方が良いよ
煽られると止まらなくなる
ほら、早く…抱き締めなよ
俺の手が身体が
キミに余計な事する前にさ」 

キミへの欲求が止まらない
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp