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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


ヤバいな。
話題変えないと色々思い出して
余計に辛いのに

『及川さん?』

「…本当…ドジなんだよねー…」

思い出したら止まらない。

『あの、何かあったんですか?』

"別に何もないから
早く冷やして寝なよ"

頭の中に浮かんだセリフは

「彼女と喧嘩しちゃってさ
俺が悪いんだけどね…
なんか…凹むなーって」

喉を通ったら
全く別物になってた

『…そう、なんですね
えっと…及川さんも
飲みますか?ホットミルク…
温かいもの飲めば
落ち着くかも…コーヒーも
紅茶もあるし…』

「…じゃあ姫凪ちゃんと一緒で。
淹れてくれたら下がって良いから」

こんな事言ったけど
置いて行かれるなんて
思ってなかった
きっとキミなら

『洗い物しなきゃなんで
飲み終わるまで居ますよ
私も飲むし…だから…
話くらいは聞きます…けど?』

こう言ってくれるって
どこかで思ってた

「ありがと、姫凪ちゃん
優しいね…凄い嬉しいよ」
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