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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


なくなったタバコは
孤爪チャンの指に移動して

「超絶過保護と天然の構われオーラの
カップルとか揶揄いがいしかないけどさ
ああ見えて苦労して
くっついたからね、あの二人。
姫凪は今でも男嫌いで
ヘタに構われるとパニックになって
クロが余計に過保護になって
ウザさ倍増の負のループ
ね?面倒臭いでしょ?」

吸い込まれた煙は
俺の指に掛かり空に消えて行く

「…フフ。
手元がお留守だよ、及川サン
車が来たから乗ろうか
あ、おれの車は
終日禁煙だから」

携帯用灰皿でタバコを処理して

「社長、お待たせしました
今日は黒尾さんの家ですか?」

「うん、泊まるから
送ったら帰っていいよ」

車に乗り込み
綺麗な女性に声を掛ける

「孤爪チャン
この人も誘ってあげたら?
姫凪ちゃんだけじゃ
女っけないしさ」

姫凪ちゃん構いすぎ防止策に
ハンドルを握る女性を誘う事を
孤爪チャンに提案してみる

どうせクロちゃんと
姫凪ちゃんは二人の世界だし
残された二人は
話が合いそうにない

仲介役が居る方が空気も良さげでしょ?
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