• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第1章 キミと俺のハジマリ


タバコに火を付けて
ため息と一緒に吐き出すと

「…あ…空き部屋…ねぇ…」

「え?クロちゃん?」

なんか嫌な返答
まさかだよね?
東京まで来て宿ナシなんて事…

「いや、部屋は腐るほどあるんだけどさ
それ以外何もないっつーか…
きれいな布団や毛布がない…
ぶっちゃけ部屋の片付けもしてない!」

宿しかなかった!

「マジ!?
こんな時間から泊まる所探すとか
地獄なんだけど!?」

「あ!赤葦の家に…」

「別の意味で地獄!
沈黙に殺される!」

キャンキャン吠えて嘆く俺に

「…しゃあねぇ、俺の部屋来るか?
清潔さだけは保証するし…」

苦い顔しつつも
申し訳なさそうに提案するクロちゃん

クロちゃんの家?
姫凪ちゃん居るんじゃ?!
ラッキー…って!
なんでだよ!
別にラッキーでも何でもないじゃん!
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp