白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第1章 キミと俺のハジマリ
そして
「おーい、大丈夫かい?
あんなのウソウソ
冗談だからそんな構えなくて
大丈夫だよ?
明日の仕事ヨロシクね」
ガチガチに固まった
姫凪ちゃんの頭を撫でて
笑いかけた、けど…
『…私は…裏方ですから』
驚くほど冷たい声が返ってきて
目はその後一回も合わなかった
「あちゃ…本格的に嫌われちゃったかな?」
苦笑いを漏らして
食べ終わる姫凪ちゃんを待って
三人一緒に店を出た
店から出ても
黙ったまんま俯く姫凪ちゃんに
「あ、姫凪ちゃん
今日多分及川と一緒に上司と飲み会に
なると思うから
家、先に帰って寝てて良いからな
はい、鍵。」
クロちゃんが
鍵を握らせて
『ご飯…』
「飲んで帰っても
姫凪ちゃんの飯は食うから
作ってて?」
安定のイチャイチャ。