白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第3章 消せない昔、消えない今(前)
私の声に及川さんの動きは
一瞬で止まり
「いや!俺こそ!
寝ぼけて彼女かと…!
と、とりあえず俺部屋出るから
服戻して…
本当にごめんっ!」
抑えてるけど
焦りが見え過ぎる声が返って来て
私の身体全部が解放され
及川さんは部屋を出て行った
ホッとした…けど…。
『…ヤダ…なんで
まだ身体が…』
震える身体の原因は恐怖はよくて8割
後は…。
『濡れ…てる…』
まだ疼いているから。
下着の中の茂みはシットリと湿り
物欲しそうにしてるのが伝わる
『…鉄朗…ごめん…感じちゃった…』
あのままだったら
保って後数分
指が奥に届いたらきっと私は…
及川さんにイかされてた、よね。
『なんで?私は…鉄朗にしか
感じなかったはずなのに…』
これは何年も前
鉄朗と付き合う前に身を持って
経験してるから
大袈裟とかじゃない。
好きになった人が居て幸せだったのに
何をされても濡れなかった。