• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


触られるのが最後まで進むのが怖くて
私が悪いのかって
悩んでばかりの毎日だった
そんな私に鉄朗は
快感を教えてくれた…
その日から
鉄朗だけに濡れる身体だって
思ってた…のに!

『…なんで?
鉄朗の時と同じくらい…』

いや、もしかしたら
それより感じてるかも知れないのが
悔しくて恥ずかしくて
濡れた下着を履き替えながら
落ちる涙を必死で拭う

違う、違うもん!
これはさっきの鉄朗との余韻が
身体に残ってたから
鉄朗だと思ってたから
反応しちゃっただけ!
…だったら

「入って良いかい?」

この声で枯れててよ。
なにそのまま感じてるのよ
私のバカ!

『あ、すいません…出ます』

及川さんの声に応えて
服を直して部屋を出る

昼間キチンと着こなしてたスーツは
酔いに潰されてグチャグチャと
シワが寄って
私と鉄朗で緩めたアチコチから
白い肌がチラリと覗いてる

セクシーな姿だけど
綺麗な顔だとは思うけど
昼間と同じ様に
ドキドキしたりとかは全くない
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp