• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


「やっぱ研磨の部屋に泊まらせて
後で死ぬほど謝る?
あちこちのアップルパイを
貢ぎまくってさー」

鉄朗の提案は
上手く行きそうだけど
現実(研磨くん)は
甘くない事を私は知ってる。

『…それは無理でしょ。
木兎さんの時
機嫌直るの何日かかったの…
アップルパイで破産する気?

だから私が帰って
鉄朗の部屋に寝かせたら…と…』

うん、これが一番害が少ないと思う。
私も鉄朗もそこまで
神経質じゃないし
シーツは変えたばかりだから
及川さんも嫌な気はしないだろうし…

ただ、少し問題なのは
帰ると言ったものの
一緒に寝れない寂しさは
言葉を吐いた側から
胸に湧いてしまう事。

エッチしたかった、とかでなくて!
…いや、ない事もないのかも
酔った鉄朗が甘えん坊になるの
好きだし…
チョット強引になるのも…って!
そんな事考えたら益々
帰りたくなくなって
提案を後悔したくなる!
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp