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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


及川さんが鉄朗の背中が
見えない事を確認して
私に話し掛けて来る

『大丈夫です…。
もう、忘れましたから…』

強がって隠して言葉少なく応えるものの
心臓はさっきの比じゃないくらい
跳ねている

こんなバレバレな強がりに
及川さんは納得するわけはなくて

「…へぇ?
その割にはさっきから
意識し過ぎ
俺の事そんな目で見てさ…
口説かれたいのかな?」

呆れた声で言った後
離れてた距離は一気に
ゼロになって

「どうなのさ?
また触られたい?
それとも…触られるだけじゃ
足りないのかい?」

顎を細い指が跳ね上げて
頬を首筋をゆっくりなぞってくる

『…いや…
触らないで…』

なんで?
及川さん彼女居るんだよね?
なのになんで…

「嫌ならもっとチャント
拒否らないと…
止まらないよ?
昨日の夜みたいに押さえ付けてやろうか?」

こんな事するの?
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