白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第2章 幸せの時間
「ヒャッ!オイカーくん!?!
いつの間に起きてきてたんだよ!」
慌てて姫凪から離れて
脅かされた仕返しに頭の一つでも
ポカリとしてやろうとした俺を軽く躱し
「さぁね?
それよりクロちゃん
お風呂入って来たら?
姫凪ちゃんの
エッチな匂いは及川さん所の
寝起きのトオルクンには毒だからさ
…及川さんもこーんな事したくなるー」
固まったままの姫凪を
グィッと引き寄せ
首筋にカプリと噛み付く
「!?及川!!
姫凪に触んなっ」
イキナリのオイカーくんの行動に
慌てて姫凪を引き戻し
頭を撫でて"大丈夫か?"と
震える身体を抱き締めると
「冗談だって。
朝から盛る程、猿じゃないって。」
呆れた顔で大きなアクビを
静かなキッチンに響かせる