白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第2章 幸せの時間
『違う…あの…及川さんが…
もう起きて来るかも知れない、し』
「まぁ、そうかも知れんけども…
それが理由じゃねぇだろ?
昨日の夜、オイカーくんの
寝てるスグ側であんなに
乱れてたのは誰ですかァ?」
覗きこんだ目が揺れる事に
少し覚えた違和感と不満から
意地悪く姫凪の顎を跳ね上げ
「忘れたんなら思い出させてやろっか?」
昨日つけたばかりの赤い華に
再度噛み付こうと唇を近付けた
『鉄朗…待って…』
「待たねぇ
なに?俺なんかした?
そんな風に避けられんの
一番ムカつく…」
合わない目がやけにイラついて悲しくて
そのまま押し倒してやろうとした
俺の首筋が
「へぇ?及川さんが寝てる側でね~
クロちゃんのエッチ~」
ヒヤリとした手で掴まれた