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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第2章 幸せの時間


なんとか靴を脱がせ
ネクタイとベルトを緩めて
いざ、運ぼうとした時

『ベットって…?』

「客間に決まって…」

『研磨くんが買ったヤツに?
他の人寝かせるの?』

新たな問題が浮上。

「怒ると思うか?」

『うん。烈火の如く。
前に木兎さんがふざけて寝た時
ベット買い換える騒ぎに発展したって
鉄朗が言ってたんじゃん…』

「あの小金持ちめ…」

『その小金持ちのおかげで
こんな良い部屋に
格安で住めてるくせに…』

そうだった。
客間は基本的に研磨専用の部屋

家具もベットもインテリアも
研磨が自分で買って来て揃えた

この部屋も立地と間取りのわりに
格安なのは
研磨の太い人脈のおかげだ。

まぁ、研磨以外のヤツらは
リビングのソファーか俺の部屋で雑魚寝が
定番だから
今まで困った事なんか
無かったんだが…

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