白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第1章 キミと俺のハジマリ
そんな事を考えながら
食べてたら
「あ…」
ハンバーグソースが
ポタリとスボンを汚す
太ももの付け根の方の
チョット際どい位置とか
まさかココに落とすかね。
「やっちゃった…
クロちゃん明日の会議の時
何か貸してくれない?
さすがに汚れてる場所が
悪過ぎて情けない」
苦笑いする俺に
クロちゃんは指で丸を作りながら
唐揚げを一口で頬張って
モゴモゴしてる
"ハムスターみたいなんだけど"とか
笑ってると
『どうぞ。
応急処置大事だよ?
ハンカチ濡らしてきた
濡れてるのはその内乾くと思うから
早く拭いたら?』
いつの間に席を立ったのか
姫凪ちゃんが
俺にハンカチを差し出してる