白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第1章 キミと俺のハジマリ
「え?あぁ…ありがとう
手際いいんだね」
『うん。どういたしまして
チョット黒尾さん
何ニヤニヤしてるんですか?』
「前に俺が教えたやつだなァって
思ってねー
あの時はもっと盛大に汚したよな
その時の姫凪ちゃんの顔と
さっきの及川そっくりで…ブッフォッ!」
『ちょっと!
変な事思い出さないで!
アレは高級レストランとか
初めてだったから緊張してただけですぅ!
しかも今言う!?
ホント意地悪なんだから!
出来る女風のままで解散させてよ』
クロちゃんに文句を言いながら
顔を真っ赤にして席に付く姫凪ちゃん
ふーん?
この子はクロちゃんが
好きなわけね?
なぁんだ…
って、別に良いのに
「及川さんに出来る女って
思われたいって事かい?
可愛い事言うじゃん」
何言ってんだろ、俺。