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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第7章 新たな幕開け


納得出来ないって顔して
コーヒーを点てる姫凪ちゃん
鈍感なのか
わざとなのか

そのどっちでも大差ない

「岩ちゃんは今日飲み会。
一人で飯食えって言われたの」

『だからって…』
「キミと居たい。
それが理由だよ」

俺は真っ直ぐいくからね

『及川さん!』

「さっきも言ったじゃん
姫凪と居たい、って」

耳元に落とされた声に
飛び上がり距離を取ろうとするのを
阻止する様に腕を掴んで引き止める

ココでギューッてして
キスの一つ二つブチかまして
クタクタにしたい気持ちは
満タンなんだけど

「…そんな怖い顔しなくても
もう無理矢理しないって。
だから警戒しないでよ」

嫌われたくないからね。

距離を固定したまま
ヨシヨシと頭を撫でる

『…説得力ない。
及川さん強引だし…』

「だし?
その先は?」

『なんでも、な…ぃ…』

おいおい。
そんな顔するのは
反則だって。
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