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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


すると

『…自然に出た言葉の方が
私は嬉しいけど
それじゃだめ?』

向かいに座ってた姫凪が
立ち上がり俺の側に腰を下ろした

「姫凪…」

『私で良いの?
ヤキモチ妬きだし
すぐ拗ねるよ?』

スリスリと身体を寄せて
"でも、鉄朗だけをズット好き…"と
言葉を結ぶ

「お前が良い…。
ズット好きでいさせるから
俺だけの姫凪で居て欲しい

…結婚して下さい」

ゴチャゴチャ考えてたのが
バカみたいな
ありきたりなプロポーズに

『…はい!喜んで!』

今までで一番の笑顔で答える姫凪の

「日取りはまだ未定だけど
報告はしような?
一緒に仲人頼みに行こうか」

細い薬指に
シンプルに輝く指輪を通す

『…うん…嬉しい…
鉄朗、大好き…!』

絡み付いて来る身体を抱き返し

「そんな可愛いコトされたら
飯も夜景もどうでも良くなる…」

赤い唇にキスを落とす
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