白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ
駄々をこねる
俺から顔を背け
"無理無理"と
姫凪も駄々をこねる
ゴージャスな部屋で
ガキみたいにバカップル全開で
馬鹿馬鹿しいのに
「じゃあ、姫凪も自分で
脱いで見せて?
ほら、早く」
『ええ!?脱ぐ…けど、見ないでよ!』
「嫌ですぅ
見られるか
俺のを脱がすか二択だ!」
『ズルい!卑怯!
どっちも鉄朗得じゃん!』
「良いじゃん?
結局はお前得でもある…ぜ?
頑張ったご褒美は弾みますよ~?」
すげぇ幸せだ。
ゴロゴロと控えめだけど
俺には堪らない胸に戯れつくと
『…ジロジロ見ちゃ
嫌だよ?』
なんて言いながら
ユックリ乱れた服に手をかける
見るなって言われて
素直に聞けるほど
気持ちは大人じゃない
おずおずと肌色を晒す
姫凪に釘付けになって
俺の馬鹿息子のテンションは
否応なしに上がってしまう
分かってる。
俺ももう限界だ。
早く目の前の天使に
食らいつきたくて堪んねぇんだよ