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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


まだ風呂とテレビとクローゼットくらいしか
見てないし
多分凄いであろう
デカイ窓からの眺めも堪能してない

『要らない…ベットがあれば
それで良いもん…』

さっきの幼い顔とは
また別の色気を纏った
姫凪の笑み

クラクラするのは
豪華過ぎる照明のせいじゃない

「ホントに良いんですかァ?
多分もう俺しか見えなくなるぜ?」

『…それが一番幸せだから
それで良い』

豪華な照明よりも
広がる景色よりも
お前が綺麗だからだろう

「じゃあ、遠慮なく」

ヒョイ、と持ち上げた身体を
ベットに運び
優しく沈める

キングサイズのベットのシーツが
小さく皺を寄せるのが愛おしい

「ここに置いたら
まるでヌイグルミだな」

広さを持て余す身体を
撫で回しながら
赤く染まる頬にキスを落としながら

「姫凪…可愛い…
めっちゃ唆る顔してる
もっとキスしたい…良い?」

耳を低音で嬲る
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