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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


慌てて姫凪を
引き離した俺を見て
豪快に笑った後

「冗談だよ
君たちの事が気に入ってしまったから
つい、ね。
孤爪社長がお気に入りなのも
納得したよ」

俺達から離れ

「罪滅ぼしにもならないが…」

と、カードキーを差し出す

「貴重な休みをすまなかった
好きに使ってくれ」

「え?これ…」

「上に取ってあった
部屋の鍵だよ
帰る時間も勿体無いんじゃないかと
思ったんだが…」

確かに…今すぐにでも、なんだが…
さすがに気が引けると言うか…
一泊いくらするかもわからない様な
部屋にノコノコ入るわけには…

チラリと姫凪に目をやると
ポカンとしてしまってる

まぁ、当然だよな。
何もかもが急過ぎる
落ち着く時間も要るだろう。

「お気持ちはありがたいですが
分不相応なので
俺らはこれで…」

丁重にお断りを…

「罪滅ぼしくらいさせてくれ
でないと今後の
君たちとの取引もし辛くなる」

させてくれそうにない、流れですか?
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