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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


見た事のない道を走り

「あ、その辺で止めて
多分その先の公園あたりにいるはずだから
まず及川サン見て来て
居なかったらスグ移動するから
ダッシュで戻って来てね」

「え?俺だけ行くの?
ハナちゃんは?」

「一緒に行ったら
仕込みバレバレになるデショ
早く行って」

反論の隙を与えない言い方に
多少ムッとしながらも
車を降りて
公園の入り口を探す

「もし居なかったら
怒鳴りつけてやる…
大体居なくて移動してたんじゃ
間に合わないじゃんか
やっぱりバラバラに探したほうが
良かったんじゃないの?」

ブツブツと漏らしてた不満が

「良いから聞けよ!
チャント説明するから!」

聞こえて来た
聞き覚えしかない声に
引っ込まさざるを得ない。

「居るのかよ!
しかも…」

『説明なんて…』

状況まで孤爪チャンの
予想通りで
新たな不満が湧き上がって来て

「…なんだ、俺が割り込む隙あるじゃん」

驚くほど自然に唇から
溢れた声
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