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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第2章 幸せの時間


「どうするんです?
ビジネスホテル探すにしても
こんな時間だし…」

「…だよな…
まぁ、何とかする。
最悪オール付き合っても良いしな
潰れん限り大丈夫だろ」

「そんな適当な…」

「場面場面!
とりあえず急ごうぜ
木兎からのLINEが鳴り止まねぇ」

会場となる店で待ちくたびれた
木兎からの早く来いコールに
考える気を奪われ
後回しにした宿無し問題は

「ね?クロちゃん
コソッと抜けちゃだめかい?
社員寮の空き部屋
用意されてるって聞いたし
サッサと寝たいんだけど…」

忘れた頃に俺を追い込んで来る

「…あ…空き部屋…ねぇ…」

「え?クロちゃん?」

「いや、部屋は腐るほどあるんだけどさ
それ以外何もないっつーか…
きれいな布団や毛布がない…
ぶっちゃけ部屋の片付けもしてない!」

「マジ!?
こんな時間から泊まる所探すとか
地獄なんだけど!?」

分かってる!みなまで言うな!
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