白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第2章 幸せの時間
木兎やリエーフや山本なら
雑魚寝しとけ!って
詰め込むんだが…
「クロちゃん!
汗拭きシートない?
なんかさっきの店暑くてさ
身体ベタベタする…スーツに
臭いでも移ったら最悪だよね…」
ああ…絶対無理。
あんな部屋に詰め込んだら
ショック起こして倒れるかも…
「スマン、オイカーくん
実は…」
「だよね、持ってないよね~」
いや、そうでなく…
「うぅ…汗無理…
早く汗流したいー
ポカポカお風呂入って
暖かい布団で眠りたいー!」
重ね重ねスマン。
そんな人間ってイイなは
TVの中にしか
待ってないんだ…
「及川くん!
こっちだ!こっち!
早く来い」
「はいはーい!
及川さん行きますよー!」
スッカリ上司に気に入られて
呼び戻されるオイカーくんに
真実を伝える事が出来ないまま
三次会の会場は目前に迫ってしまう