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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


ハナちゃんは
それに答えない。
ただ黙って俯いてる

「孤爪チャン
言い方キツい
ハナちゃん大丈夫?」

肩に伸ばした手が

「甘やかすのは早いよ、及川サン」

孤爪チャンに振り払われた

こんなキャラだっけ?
クレバー過ぎて
ちょっと敵に回したくはないと
思ってたけど
熱さに欠ける分
岩ちゃん達みたいな
熱血タイプよりはマシだと思ってた

けど…

「ねぇ、協力してよ
こんなやり方で幸せになれない事くらい
分かってるデショ?」

見込み違いだ
こりゃ厄介極まりない
本気出したら

「返事は?」

一番面倒くさいタイプだ。

孤爪チャンの圧に
とうとう首を縦に振り

「ごめんなさい…
黒尾くんの事を
好きになりかけてたって
言うのもあるんだけど…
この前一緒にお昼した時に
愛されてる姫凪さんに
凄く嫉妬した…の。
黒尾くんにも及川くんにも
愛されてて
幸せそうで…羨ましくて…」

ポタポタと涙と本音を溢した
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