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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


そんな俺に

「…ねぇ?後ろの人は違うの?
オジ…兄さん…」

あまり目立たなかった
少年がポツリと呟く

後ろ?

子供達に合わせる為
曲げてた腰を伸ばし
ユックリ振り返る…と。

「姫凪…!」

『…なにしてるの…』

姫凪の姿

「…姫凪!やっぱりココだったのか!
良かった…会えた……!」

思わず引き寄せて抱き締めると

『…い、や!離して…!』

姫凪が思いっきり
身体を捩り
俺の腕から逃れようと動く

そうだった。
姫凪を見つけた事に
テンション上がってたけど
姫凪は誤解したままなわけで
俺に裏切られたと思ってるんだよな

「姫凪、聞いてくれ!
アレには訳が…」

何とか弁解をと口を開く俺に

『…分かってる
分かってるわよ、鉄朗が
あんな事、何の意味もなく
するわけ無い事…くらい…!』

姫凪が声を重ねた
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