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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


研磨の車に乗り込み
アクセルを踏み込む
途中渋滞にハマりそうに
なりながら
やっと着いた目的地周辺

近場のパーキングに車を停めて
公園まで走った

空は雲が厚く掛かり
今にも雨が降ってきそうで
遊んでた子供達は
空を気にしながら
帰ろうとしていた

「ごめん、この辺で
きれいなお姉さん見なかったか?」

子供達を引き止めて尋ねると

「お姉さん?どんな人?服は?」

怪訝な顔をしながら
俺を見上げて
質問を返してくる

「服?えっと…何着てたっけな…
どんなって…背ちっこくて
キレイっていうか可愛い系?
護ってやりたくなるような
大きくて潤んだ目してて
唇はこうプクッてしてて
噛みつきたくなる感じ?」

「「…なにそれー?全然わかんなーい」」

「ニヤニヤし過ぎて怖いよ、オジサン」

「オジ…!?お兄さんだろ!
どう見ても!!」

姫凪を思い出して
知らず知らずニヤけた顔を
指摘された事より
オジサンと呼ばれた事に
思い切り噛み付く
大人気ない俺
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