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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


「(大丈夫だから)」

囁いて席につき
上機嫌の哀川さんの話に
黙って耳を傾けた

あと数時間で全てが終わる

そう思ってた

「お客様!困ります!」

遠くで響く従業員の声
オイカーくんと姫凪だと
疑わなかった

でも、俺の予想は

『なに、してるの?』

半分だけ当たり。

「姫凪…だけか?
オイカーくんは…」

現れたのは姫凪一人で
オイカーくんは居ない

『なんで及川さんが出てくるの?
ねぇ、なんでお見合いしてるの?』

「いや、ソレは…」

『答えて!』

オイカーくんが居ないって事は
姫凪に話したのは誰だ?
いや、今はそれは別に
重要じゃない

ここで俺達が揉めたら
哀川さんの思うままだ

「落ち着け、姫凪」

『落ち着けるわけないでしょ…』

なんとか修正しないと。

「何か手違いがあったみたいだが
どうやら勝負あったかな?」
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