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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


とても眠れそうになくて
少し散歩しながら歩いていると

【孤爪研磨】
俺の携帯に浮かぶ名前

「こんな時間になんだァ?
ゲーム実況には付き合えねぇよ?」

慣れ親しんだ声に和むはずが

〈それはもう撮ったから良い
ねぇクロ、明日…ってか
もう今日か。
見合いするんだよね?〉

不安材料を突かれて

「だから?」

不機嫌さが声に滲み出る

〈ごめん。無神経だった。
断れないって威したの
おれだったよね…
なんか哀川サンから
意味深な事言われて
気になって…〉

「…仕方ねぇよ。
元はといえば
ヤケになって承諾した俺の責任だから
サクッと終わらせて
帰ってくらァな」

姫凪はまだ知らないけど
哀川さんと賭けの事とか
オイカーくんが味方に付いて
勝負は決まってる事とか
研磨に話そうとして

「心配すんな。
俺も寝るから
お前もコン詰めずに
サッサと寝ろよ、じゃあな」

止めた。
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